本日ご説明するのは『役不足』です。
上司 「先日の新規プロジェクトの件なんだが、君にリーダーを頼もうと思う、引き受けてくれるか?」 社員 「は、はい。すごくありがたい話だと思います。ですが、僕には役不足ではないでしょうか。」 上司 「っ!」
本日の言葉
『ですが、僕には役不足ではないでしょうか。』はNG
それも意外と知らずに使っている方がいます。
使っている方は悪気はなく、自分ではその役目に適いませんという意味で使っていると思います。どちらかというと力不足ですよという感じですね。
でも、役不足は力不足という意味ではなく、逆です。
語源は「大物役者に対してチョイ役を割り当ててしまっていて、役者の格に対して役の格が足りていない」というところからきています。
つまり、「自分が役に不足」ではなく、「役が自分に不足」という意味です。
今回のような状況では
『私では力不足ではないでしょうか。』
こういうケースは自分に期待してもらっていると思って、その期待以上の力を発揮する気持ちで気持ちよく受けたいものですね。
では、また次回!「間違いやすい言葉を正しい言葉に」