『お名前を頂戴できますか』、、、あげられません

本日ご説明するのは『お名前を頂戴できますか』です。

顧客「大橋さんいますか?」

社員「はい大橋でございますね、ただいま確認いたしますので、少々お待ちください。
   私、斉藤と申しますが、失礼ですがお客様のお名前を頂戴できますか?」

これは実はNG

正しくは、

社員「・・・お名前をうかがってもよろしいでしょうか?」

顧客「鈴木です」

さらに次の対応ができると嬉しいですね。

社員「鈴木さまでいらっしゃいますね。それではお待ちくださいませ。」

注意「鈴木さまでございますね」 「ございます」はあるの丁寧語であって、尊敬語ではありませんのでご注意を。※自分のことに「ございます」を使いますので、「大橋でございます。」はOK

解説です。

そもそも名前は誰のもの?かというと相手のものであって、尚且ついただけるものではありません。「頂戴する」は以前にご紹介した「いただく」と同様「もらう」の謙譲語となります。つまり、「お名前をもらえますか」と言っているのと同じです。変ですね。「名前はあげられません」って言われるかもしれません。

もう1つ注意点、先に自分の名前を名乗る!会社にはいろいろな方々からのお電話があります。名前を先に名乗ってくれる人もいらっしゃいますが、そうでない方もいらっしゃいます。自分が名乗らずに相手の名前を聞いてしまうと、それも失礼に感じさせてしまうので必ず自分から名乗るようにしましょう。

では、また次回!「間違いやすい言葉を正しい言葉に」

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