「二人暮らしを始めよう!」と決めた瞬間から、胸が高鳴る一方で、少し不安な気持ちもありませんか?
新しい生活にワクワクする気持ちと、「本当にやっていけるのかな?」という心配が入り混じるのは、誰にでもある自然な感情です。
特に、これから初めて二人暮らしをする方にとっては、何を準備すればいいのか、どれくらいお金がかかるのかが一番気になるところですよね。
実際、引っ越しにかかる初期費用や生活に必要な家具・家電、さらに毎月の生活費などをしっかり把握しておかないと、「思ったよりお金がかかった…」という事態になりかねません。
この記事では、そんな不安を解消するために、
- 二人暮らしの準備で押さえるべき3つのポイント
- 実際にかかる初期費用の内訳と目安
をわかりやすく解説します。最後まで読めば、失敗しない二人暮らしのスタートラインに立つことができます。
二人暮らしの準備で押さえるべき3つのポイント
二人暮らしをスムーズに始めるためには、お金の準備だけではなく、生活のすり合わせも大切です。ここでは、準備の段階で意識しておくべき3つのポイントを解説します。
① ライフスタイルのすり合わせ
一緒に暮らす上で大切なのは、「どんな暮らしをしたいか」を共有することです。
例えば、
- 家事分担をどうするか(料理・掃除・洗濯など)
- 生活リズムの違いをどう調整するか(朝型か夜型か)
- お金の管理方法(共通財布にするか、個別で負担するか)
このあたりを話し合っておかないと、後々「家事をやってくれない」「お金の使い方でケンカになった」なんてことも…。
おすすめは、最初にざっくりと役割分担を決めておくこと。完璧でなくてOKです。「お互いにできることをやろう」という柔軟なスタンスが大切です。
② エリア・物件の選び方
どこに住むかで生活の質も大きく変わります。特に注目したいのは、
- 家賃相場:二人暮らしなら1LDK〜2DKを選ぶ人が多いですが、首都圏なら10万〜12万円が目安。
- 通勤アクセス:どちらかが極端に通勤時間が長いとストレスが溜まります。
- 治安や周辺環境:スーパーや病院が近いか、夜道が安全かどうかも要確認。
エリア選びで失敗しないコツは、実際にその地域を歩いてみること。昼と夜で雰囲気が違う場合もあるので、必ず現地確認をしましょう。
③ 初期費用と月々の生活費のイメージ
賃貸契約には思った以上にお金がかかります。さらに、家具や家電の購入費も加わるため、予算オーバーになりやすいのが二人暮らしの落とし穴。
そこで大事なのは、あらかじめ必要な金額をシミュレーションしておくこと。
「家賃10万円なら初期費用は50万〜70万円くらい必要」と覚えておくと、計画が立てやすいです。
実際にかかる初期費用の内訳と目安
では、実際にどれくらいお金がかかるのかを具体的に見ていきましょう。ここでは、家賃10万円の物件を例に挙げて解説します。
■ 敷金・礼金
- 敷金:家賃1か月分(10万円)
- 礼金:家賃1か月分(10万円)
最近は礼金ゼロの物件も増えていますが、まだまだ礼金ありの物件も多いので要注意。
■ 仲介手数料
- 家賃の0.5〜1か月分(5万〜10万円)
不動産会社に支払う手数料です。
■ 保証会社利用料
- 家賃の0.5〜1か月分(5万〜10万円)
連帯保証人を立てない代わりに利用するケースが多いです。
■ 前家賃
- 入居月の日割り+翌月分(10万〜15万円)
入居日が月末なら日割り家賃で済みますが、月初なら翌月分まで必要になることも。
■ 火災保険
- 1万5千円〜2万円(2年間)
ほとんどの物件で加入必須です。
■ 鍵交換費
- 1万5千円〜2万円
防犯のために必須とされるケースが多いです。
■ 家具・家電の購入費
二人暮らしに必要な家具・家電は意外と多いです。最低限そろえると、20万〜30万円はかかると考えておきましょう。(お互い実家暮らしだとすべて揃えると50万円〜80万円)
- ベッド(5万円〜)
- 冷蔵庫(7万円〜)
- 洗濯機(5万円〜)
- テーブル・椅子(3万円〜)
- 炊飯器・電子レンジなどの小型家電(5万円〜)
合計目安
- 家賃10万円の場合、50万〜70万円が初期費用の相場
(家具家電込みなら80万円超えることも)
二人暮らしにおすすめの家電
冷蔵庫:MAXZEN 冷蔵庫 320L 観音開き
大き過ぎず、小さすぎない大きさの冷蔵庫でこの価格!観音開きなので、右側の壁につけても左側の壁でも開けやすいのがよいのですが、それ以上に冷凍庫の容量が129Lなところです。冷凍食品だけでなく、特売日に買ったお肉などを冷凍しておくのに便利な大きさです。
洗濯機:アイリスオーヤマ 洗濯機 8.0kg ホワイト OSH ガチ落ち極渦洗浄 デザインモデル
ドラム式のような大きな丸型の蓋、デザイン性重視の方にはおすすめ、機能も優れており二人暮らしを始めるには充分な洗濯機です。この価格でデザイン性と機能性を兼ね備えた優れモノです。
炊飯器:パナソニック 炊飯器 5合 圧力IH コンパクトサイズ 自動調理鍋 無水調理 低温調理 予約調理
こちらもスタイリッシュでありながら、高性能。圧力IHで炊いたご飯は絶品です。またご飯だけでなく様々な調理も可能で、さらに予約調理機能がついているので、お二人がお仕事して返ってくる時間に合わせ出来上がりを楽しむことも可能です。安価な炊飯器も多いですが、ここは少しお金をかけても良いところ。
電子レンジ:日立 過熱水蒸気 オーブンレンジ ヘルシーシェフ 31L
オーブン機能もついた優れモノ、意外と面倒なのがレンジ内の上部のお掃除、こちらのオーブンレンジは天面がフラットなのでお掃除もしやすいです。だたオーブンは250度までなので、本格的なパンなどを家で焼きたいという方には物足りない可能性も。ラングドシャやカップケーキなどのお菓子作りには充分な機能を兼ね備えたオーブンレンジです。
■ 予算の目安と失敗しないためのコツ
- 初期費用は家賃の5〜7倍が目安
- 家具家電を全部新品でそろえると予算オーバーになりやすいので、中古やレンタルサービスも活用
- 引っ越し費用も忘れずに計算(3万〜10万円)
毎月の生活費のリアル
二人暮らしで最初に気になるのは、やはり毎月の固定費。主な項目と目安は以下の通りです。
家賃(収入の25〜30%が目安)
一般的に、手取り収入の25〜30%以内に収めるのが理想。
例えば、二人の手取り合計が30万円なら、家賃は 7.5万円〜9万円程度が目安です。
ただし、駐車場代や管理費込みでこの範囲に収めると安心です。
光熱費(電気・ガス・水道)
二人暮らしの場合、1万5,000円〜2万円程度が相場です。
・電気:6,000〜8,000円
・ガス:4,000〜6,000円(都市ガスの場合)※プロパンガス会社にもよりますが、都市ガスに比べ+1,000〜1,500円
・水道:3,000〜4,000円
オール電化やガス乾燥機の有無で変動します。
食費(二人分でどれくらい?)
自炊中心なら3万円〜4万円、外食が多ければ6万〜7万円になることも。
「平日は自炊・週末は外食」というバランス型が一般的です。
通信費(Wi-Fi・スマホ)
・Wi-Fi:4,000〜5,000円
・スマホ2台:12,000円(格安SIMならもっと節約可能)
おすすめはpovo eSIM対応でオンラインで完結できます。私も某大手携帯キャリアから変更しましたが、三分の一以下になりました。
povo(ポヴォ)は、KDDIが提供する基本料金0円で、必要なときに必要なデータや通話サービスをトッピング(購入)できるオンライン専用のスマホプランです。KDDIのau回線を使用し、通信品質はauと同等レベルで安定しており、eSIMにも対応しているため、サブ回線としても利用できます。サポートはすべてオンラインで完結し、店頭での対応は行われません。
povoの主な特徴
基本料金0円::使わなければ基本料金は一切かかりません。
トッピング購入::必要な時にデータや通話、コンテンツなどをトッピング購入できます。
au回線を利用::大手キャリアであるauと同じ通信品質で利用できます。
オンライン専用プラン::契約からサポートまで、すべてオンラインで手続き・完結します。
eSIM対応::1つのスマホで2つの回線を利用するデュアルSIMに最適です。
テザリング無料::追加料金なしでテザリング機能が利用できます。
自由な解約::契約期間の縛りや解約手数料はありません。
合計シミュレーション(家賃8万円の場合)
- 家賃:80,000円
- 光熱費:18,000円
- 食費:50,000円
- 通信費:16,000円
→ 合計:164,000円(約16.4万円)
これに加えて、日用品や娯楽費を入れると、月18万〜20万円程度が現実的なラインです。
家具・家電はどこまで揃える?賢い選び方
引越し時に悩むのが家具・家電の準備です。全部新品でそろえると、あっという間に30万〜50万円かかることも。
でも、必要最低限に絞り、レンタルや中古をうまく活用すればコストを抑えられます。
最低限必要なもの
- 冷蔵庫(150〜200L程度でOK)
- 洗濯機(縦型で十分)
- ベッド or マットレス(シングル2つを並べるのも◎)
- 掃除機(コードレスは便利)
- 電子レンジ・炊飯器
レンタルや中古をうまく使う方法
- 家電レンタルサービス(1年後に買い取りも可)
- リサイクルショップやメルカリで中古を探す
→ 特に「洗濯機」「冷蔵庫」は中古でも十分。
買って後悔しやすいもの
- 大きすぎるソファ(部屋を圧迫)
- 高級なダイニングセット(結局ほとんど使わないケース多数)
買わなくてよかったものは、
「食洗機」「乾燥機付き洗濯機」など、最初は不要な場合が多いです。
暮らしながら、本当に必要なものを追加していく方が無駄がありません。
二人暮らしをスムーズに始めるためのチェックリスト
引越し前にやること
- 住所変更(運転免許証・銀行・クレカ)
- 電気・ガス・水道の開栓手続き
- インターネット回線の契約
当日までにやること
- 荷造り(ダンボールの中身ラベル必須)
- 大型家具・家電の配送手配
- 引越し業者の最終確認
引越し後にやること
- 家具の配置決め
- ゴミ出しルールの確認
- 近隣への簡単な挨拶
トラブル回避!よくある失敗とその防ぎ方
① 家事の分担で揉める
→ 最初に「誰が何をするか」を決めておく。アプリで家事分担を可視化するのもおすすめ。
② 家計管理がうまくいかない
→ 共同財布 or アプリで共有。「食費」「光熱費」だけでもルールを決めると安心。
③ 収納スペース不足で物があふれる
→ 「収納付きベッド」「棚を活用」など省スペース家具を選ぶ。
キーワードは「事前に話し合う」「予算決め」です。
準備不足やコミュニケーション不足が、ほとんどのトラブルの原因です。
まとめ:二人暮らしを楽しく始めるために
- 毎月の生活費は家賃8万円なら16万〜20万円程度
- 家具・家電は必要最低限+レンタルや中古活用
- 引越し前後のチェックリストを必ず確認
- トラブル防止には話し合いとルール作り
準備が整えば、二人暮らしはもっと楽しくなる!
お互いにストレスなく、快適な新生活を始めましょう。