首都圏マンション価格、12カ月連続の上昇

首都圏マンション価格、12カ月連続の上昇――この現象の背景と今後の視点

「不動産価格、まだ上がるの?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。アットホームの最新データによると、首都圏の既存マンション価格は2025年7月時点で12カ月連続の上昇。特に東京23区の上昇率は前年同月比で34.9%という驚異的な伸びを記録しました。

一方で、新築戸建て市場はやや落ち着きを見せています。東京23区の新築戸建ては前月比で1.3%の下落。これまで続いてきた「土地付き一戸建て神話」が少しずつ揺らいでいる兆しともいえるでしょう。

今日はこのニュースを「なぜこうなったのか」「今後どうなるのか」「購入・売却を考える人はどう動くべきか」という3つの視点で掘り下げていきます。


目次

なぜ既存マンション価格は上がり続けるのか?

まず、価格上昇の背景にはいくつかの要因があります。

1. 新築供給の減少と建築コストの高騰

新築マンションの供給は年々減少しています。理由はシンプルで、土地の取得コストと建築資材の価格が上昇しているからです。さらに、人手不足による工賃の高騰も拍車をかけています。

こうなると、供給サイドは「高く売らなければ利益が出ない」構造になり、価格を下げて数を売る戦略が取りにくい状況に。

新築が高すぎることで、「手が届きやすい既存マンション」に需要が流れるのは自然な流れです。


2. 都心回帰と職住近接志向

コロナ禍で一時的に郊外志向が高まりましたが、最近は再び都心回帰の流れが強くなっています。理由は、テレワークの縮小やオフィス回帰、そして「時間の価値」が再評価されていることです。

特に東京23区の価格が突出して上昇しているのは、職場へのアクセスや生活利便性に価値を見出す層が増えているため。


3. 富裕層・投資家マネーの流入

日本全体で人口は減少していますが、都心部には世界的な資金が集まっています。円安もあり、海外投資家から見た日本の不動産は割安感が強い

加えて、国内の富裕層や高所得層も「インフレ時代の資産防衛策」として、実物資産である不動産に資金を振り向けています。


一方、新築戸建てはなぜ下がっているのか?

東京23区の新築戸建ては7,504万円と高値ではありますが、前月比で1.3%下落。これは何を意味するのでしょうか?

ポイントは「郊外の戸建て需要が鈍化」していることです。
2021~22年に見られた「テレワークで広い家へ」という流れは一服し、再び利便性重視の志向に戻っています。

さらに、住宅ローン金利の上昇懸念が心理的なブレーキになっています。特に変動金利に依存してきた日本では、「将来金利が上がるかも」という不安が購買意欲を冷やす要因になっています。


今後のマンション価格はどうなる?

ここで最も気になるのは「この価格上昇、いつまで続くのか?」という点です。

私見ですが、短期的には上昇が続く可能性が高いです。理由は3つ。

  • 依然として供給が絞られている
  • 富裕層・投資マネーの流入が続いている
  • 円安基調で海外投資家にとって魅力的

ただし、中長期的には調整局面が来るリスクも否めません。
特に、金利上昇や景気減速、人口減少が顕在化すると、「価格の伸びが止まる」あるいは「緩やかな下落に転じる」シナリオは十分にあり得ます。


購入・売却を考えている人へのアドバイス

最後に、この状況で「どう動くべきか」について、私の考えをお伝えします。

買いたい人

  • 「今すぐ必要」であれば、金利条件と返済計画をしっかりチェックして購入を検討。
  • 将来売却する可能性があるなら、駅近・ブランドマンション・管理状況が良好な物件を選ぶこと。
  • 「価格が下がるまで待とう」と思うなら、数年単位での長期戦を覚悟しましょう。

売りたい人

  • 今は「売り時」といえます。特に東京23区・駅近物件は強気で臨めます。
  • ただし、適正価格の見極めが重要です。相場以上に吊り上げると、売却が長引き市場環境が変わるリスクがあります。

まとめ:不動産市場は二極化の時代へ

今回のデータから見えるのは、「都心マンションは値上がり」「郊外戸建ては鈍化」という二極化のトレンドです。
不動産は一物一価の世界。平均値に惑わされず、「自分が買う(売る)物件がどういう価値を持つのか」をしっかり見極めることが大切です。

今後もこのテーマについては随時アップデートしていきます。
みなさんはこの上昇トレンド、どこまで続くと思いますか?コメントで意見を聞かせてください。

出典:アットホーム株式会社 https://athome-inc.jp/news/data/market/chuuko-mansion-202507/

首都圏マンション価格、12カ月連続の上昇――この現象の背景と今後の視点

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