なぜ今、ハワイ不動産が注目されているのか

ハワイ・オアフ島の不動産市場最新情報

今回は2025年8月30日に東急リバブルさんのハワイ不動産セミナーにて、登壇した内容をこちらに記載したいと思います。

「皆さま、本日はご参加いただきありがとうございます。ここからは 『なぜ今、ハワイ不動産が注目されているのか』投資としても、別荘や将来的な居住先としても魅力の高いハワイ不動産について、データを交えてお話ししていきます。

目次

オアフ島不動産中間価格の推移

「まず、こちらのグラフをご覧ください。これは、2012年1月からの一戸建てとコンドミニアムの取引の中央値、中間価格です。過去13年間で、コンドミニアム価格はおよそ 50%以上、一戸建てに関してはほぼ倍まで上昇しています。

特に2020年以降、新型コロナの影響で世界中のリモートワークが進み、『自然環境の良い場所で暮らしたい』というニーズが高まりました。その結果、ハワイ不動産の需要は大きく加速しました。

2025年7月時点でも、オアフ島のコンドミニアム中間価格は 約50万ドル(約7,500万円)。これは、13年前の 30万ドル前後 と比べて顕著な伸びをみせています。

ここで注目していただきたいのは、この上昇が一時的なバブルではなく、 長期的な右肩上がりのトレンド にあるという点です。ハワイは観光地であると同時に、米国の一部として安定した法制度・経済基盤があります。世界的な富裕層が資産の一部を置く場所として、今も選ばれ続けています。」

リゾート地+永住地という二重需要

「次に、ハワイの不動産がなぜこれほど安定しているのかについてです、その理由のひとつが 需要構造の強さ にあります。

 ご存じの通り、ハワイは世界有数の観光地です。年間で 約1,000万人 もの観光客が訪れます。その中には、バケーションレンタルや別荘を利用する層が多く、これが リゾート需要 を生み出しています。

しかし、ハワイの不動産需要は観光だけではありません。

 オアフ島は、ハワイ州の行政・経済の中心であり、州の人口の約70%が集中するエリアです。学校、病院、ショッピングセンターといった生活インフラが整備され、現地で暮らす ローカル需要 も非常に強い。

 この 『リゾート需要+居住需要』という二重構造 が、価格の底堅さを支えています。


さらに、近年では米国本土からの移住、アジア圏の富裕層による投資需要も増加していて、オアフ島はまさに『世界中から選ばれる都市』になっています。」

供給制限と希少価値

「では、なぜ安定しているだけでなく、価格が下がりにくいのか?

 その答えがこちら、供給の制限 にあります。

 ハワイでは、地理的な制約と法律上の規制によって、新築住宅の供給が非常に限られています。

まず、ハワイは島ですので、物理的に 土地が限られている。さらに、州政府は『土地利用規制(ゾーニング)日本で言うところの都市計画』を厳しく管理しています。農地や自然保護区域の開発はほぼ不可能で、住宅用地では都市計画で細かく制限されています。

 例えば、オアフ島の約85%は農地・保護区で、実際に開発できるのはごくわずかな都市エリアのみです。

そのため、新築コンドミニアムの供給は 年間数百戸レベル と非常に少ないものとなっています。しかも、その多くがホノルル市内の高層開発に集中しています。

 需要は世界中から集まるのに、供給はほぼ増えない。この構造こそが、ハワイ不動産の最大の魅力、つまり 『希少価値』 につながっています。

そして、この希少価値を背景に、ラグジュアリーコンドミニアムのプロジェクトは完成前から完売するケースが増えています。今日ご紹介する『Kali‘u』も、その典型的な事例です。」

円安と日本の資産価値

次に考えたいのが、円安と日本の資産価値についてです。

こちらのドル円チャートをご覧ください。先程のグラフに合わせて2012年1月からの過去13年間の推移です。13年前、1ドル=80円台でした。それが今は150円を超える局面もありました。これは何を意味するか。

日本円の価値は、この13年で大きく下がったということです。つまり、日本国内で1億円の資産を持っていても、米ドル換算では資産価値が大幅に減少しています。

たとえば、2012年に1億円を現金で持っていたとしましょう。当時は約125万ドルでしたが、今はわずか66万ドル程度です。同じ1億円でも、ドルベースで見れば半分近くになったということです。

この事を申し上げると、今買うべきではないのではないかというお声も聞きますが、

ここで大切なのは、『ドル建ての資産を持つ』ことの意味です。為替は非常に読みにくく、将来的に円高、円安のどちらに転ぶか分かりません。分からないのであれば、とちらに転んでも良いように、資産を分散し守るという観点で、為替リスクをヘッジするためにも、ドル建て資産は必須になりつつあります。特に、米国経済は長期的に安定的な成長が期待できる市場ですから、その通貨である米ドルで資産を保有することは、大きな意味を持ちます。」

 「資産防衛というと、投資で利益を得るイメージがありますが、今は『減らさないこと』が最優先の時代です。円だけで保有すること自体が、実は大きなリスクになっているんです。」

キャッシュフロー型よりも資産価値保全型投資

「では、ドル建て資産をどう持つか。株や債券、米ドル預金もありますが、特に注目されているのがアメリカの不動産です。

ここで重要なポイントは、日本で一般的に不動産投資というと『キャッシュフロー型』の発想、つまり毎月の家賃収入で利益を出すことを重視しますよね。ですが、海外不動産、特にハワイなどの一等地の場合、目的は**『資産価値の保全』**にあります。

ハワイは、世界中の富裕層が集まるマーケットであり、供給が限られた土地です。観光需要も根強く、国際的なブランド力が非常に高い。こうした市場では、価格が暴落するリスクが低く、むしろ長期的に価値が上昇していく可能性が高い。資産を安全に海外へ逃がし、為替のリスクもヘッジする。そのための手段として、ハワイ不動産は非常に有効なんです。

特に、今日ご紹介する『新築コンドミニアム』は、築年数が浅いため修繕リスクが低く、所有するだけでブランド価値を享受できます。」

まとめ

「ここまでお話ししたポイントを整理します。

過去10年で価格は約50%上昇、今も堅調な右肩上がり

観光+居住の二重需要 があるから安定している

供給が極めて限定的、希少価値が価格を押し上げる

円の価値は下がり続けており、ドル建て資産の重要性が高まっている

その中で、海外不動産は資産価値保全の有力な選択肢

これが、ハワイ不動産の強さの理由です。

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